接骨業務について

捻挫、打撲、筋損傷、靭帯損傷、スポーツ障害の急性(急激に症状が発生する)や亜急性(最も増悪した状態から脱したものの、急速に回復せず、症状が継続する経過・状況)に対して治療を行います。低周波治療器等の電気治療器にて筋緊張の緩和、痛みの軽減を図ります。その後症状の経過や痛みに合わせて熱を入れること、冷やすことで自己治癒力を促進させます。また手技により直接患部を触りほぐすことやストレッチを行うことで血流改善を図り自己治癒力を促進させます。またスポーツ障害については有効なトレーニング方法や痛みの原因になる身体の使い方を考察し正しい使い方をお伝えいたします。

鍼灸治療について

血行改善を主として色々な痛みの除去や不調を整える治療法です。肩・頚・腰の痛みやコリは血 行障害といわれています。鍼灸治療により血行が改善されるため筋肉や関節の痛みなどの整形外 科領域には大変有効な治療法です。また血行が改善されることで消化器系などの内科疾患、婦人 科系疾患、呼吸器系疾患、小児科系疾患にも有効とされています。

血行改善のメカニズム

鍼治療では髪の毛ほどの細い鍼を用いて皮膚や筋肉組織に小さなキズを付けます。 治療を受ける方の身体の状態や目的の筋組織により鍼の刺入深度を決定します。 深度が浅ければ皮膚や周りの組織に、深ければ筋組織や周りの組織に微細なキズが付きます。組織の一部が損傷した場合、身体の中では元の状態に戻る様に一連の修復反応が起こります。そ の修復反応に関連して鍼を刺入した周辺の血流が促進され血行不良が改善されます。

経脈・経穴

身体には目に見えない気や血が流れる道路(経脈)があります。その経脈上に 300 以上の経穴「ツ ボ」と呼ばれるものがあります。 その経脈はよく耳にする六臓六腑をまとっています。各臓器や経脈の滞りなど異常があると反応 点として経穴「ツボ」に何かしらの反応が現れます。 鍼灸治療では障害のある経脈や反応の出ている「ツボ」に鍼を刺し刺激を与えることで臓腑や経 脈にアプローチを行う治療です。痛みを感じている部位に鍼を刺したり、遠位部に鍼を刺すこと で治療します。例えば腰の痛みの場合足に、肩の痛みの場合には腕に鍼を打ち「ツボ」や経脈を 刺激して症状の緩和、疼痛の除去、臓器に元気を与える治療です。 この様に鍼灸治療は治る「キッカケ」を与えその方の持つ「自己治癒力」を最大限に生かす治療 法です。